全人類のみなさま、こんにちは。makkyoです。
無線LANルーターってなかなか故障することがないので、
故障するまで使い続けようと考える方いらっしゃいませんか?
しかし、Wi-Fiの性能は日々進歩しているので、より通信速度が速くて便利な規格が登場しています。
最新のWi-Fi規格に対応したWi-Fiルーターに買い換えることで、
インターネットを快適に使えるようになります。
ルーターを買い替えるタイミング/メリット
1. 速度に不満を感じたとき
2. Wi-Fi規格の種類
3. Wi-Fi電波の暗号化
4. Wi-Fiが速くなることのメリット
1. 速度に不満を感じたとき
自宅をWi-Fi環境にすると、数年はその時に設定した環境が当たり前となってしまい、
無線LANルーターのことは気にしなくなってしまうと思います。
しかし、無線LANルーターは購入したときのWi-Fi規格にしか対応していないので、
年数が経過してくると、最新の規格に対応した製品と比較した際に、
当然ながらスピード面で見劣りするようになるのものです。
例えば、「インターネット回線を高速なプランに変更したのに、Wi-Fiのスピードが変わらない」
と感じた場合は、無線LANルーターの買換え時と感じます。
いくらインターネット回線を速いものに変えても、
無線LANルーターがそのスピードに対応していなければWi-Fiは速くなりません。
インターネット回線見直し時は、無線LANルーターも確認してみましょう。
また、Wi-Fi導入後、Wi-Fiに接続する機器が増えていくものです。
それに伴って接続台数が増えるほど通信速度も遅いと感じやすくなります。
というのも、使っている無線LANルーターのWi-Fi規格や、
アンテナの数によって転送速度に上限があり、
接続している機器の数だけWi-Fi通信が分配されるからです。
最初の頃は、Wi-Fiに接続していたのはパソコンやスマートフォン程度だったのが、
タブレットやゲーム機、テレビなどもWi-Fiに接続するようになり、
しかも同時に複数台接続しているとWi-Fiのスピードがあきらかに遅くなるのです。
このような現象が生じる場合も、無線LANルーターの買換え時だといえます。
そのほか、スマートフォンやタブレットを買い換えたときも、
無線LANルーターの買換え、見直し時です。
最新機種であれば最新のWi-Fi規格に対応しています。
しかし、無線LANルーターがそのWi-Fi規格に対応していないと本来の性能は発揮できません。
スマートフォンやタブレットで、より快適にインターネットを使うためには、
無線LANルーターを買い換えるのが手っ取り早い方法だといえます。
当然ながら、無線LANルーターが故障しそうな場合も買換え時です。
「以前よりもWi-Fiの通信速度が落ちてきた」
「Wi-Fiにつながらないことがある」
というような現象があれば、無線LANルーターの買換えを検討してみましょう。
2. Wi-Fi規格の種類
現在、一般的な無線LANルーターで使われているWi-Fiの規格は多数あります。
その規格は古いものから順に以下のようになっています。
<無線LANルーターで使われているWi-Fiの規格>
・IEEE802.11b(最大通信速度11Mbps)
・IEEE802.11a(最大通信速度54Mbps)
・IEEE802.11g(最大通信速度54Mbps)
・IEEE802.11n(最大通信速度600Mbps)
・IEEE802.11ac(最大通信速度6.9Gbps)
・IEEE802.11ax(最大通信速度9.6Gbps)
※最大通信速度はすべて理論値
このように、新しくなるほど通信速度は上がってきます。
そのため、新しいWi-Fi規格を選んだほうが良いのは言うまでもありませんよね。
IEEE802.11nが策定されたのは2009年頃、
IEEE802.11acが策定されたのは2014年頃ですから、
古い時期に購入した無線LANルーターは、それよりも新しいWi-Fiの規格には対応していません。
また、一般的に高価格帯の製品から最新の規格に対応していきますので、
新しく購入した無線LANルーターでも、
安価な物は最新のWi-Fi規格に対応していない可能性もあります。
無線LANルーターのアンテナ本数もWi-Fiのスピードに関係してきます。
最大通信速度はあくまで理論値ですから、
実際にはそれよりも遅い通信速度になります。
例えば、現在最速のWi-Fi規格でも、
アンテナが1本の無線LANルーターであれば最大通信速度は433Mbpsまでとなります。
しかし、アンテナが4本になれば、最大通信速度は1.733Gbps(1733Mbps)にもなります。
見た目ではなく内蔵アンテナの場合も多くあるので、見た目では判断できません。
機器の仕様をしっかり読んで確認しましょう。
3. Wi-Fi電波の暗号化
Wi-Fiの電波は、障害物がなければ100m届くとわれています。
そのため、自宅に置いた無線LANルーターの電波が近隣にも届いており、
そのままでは勝手にWi-Fiを利用されたり、通信内容を盗み見られたりする可能性があります。
ご家庭で初回設定時にたくさんの電波が表示されませんか?それは別の家の電波なのです。
そこで、無線LANルーター側でWi-Fiの電波を暗号化する必要があります。
無線LANルーターを買い換えるなら、こういったセキュリティ面にも気を付けましょう。
Wi-Fi電波の暗号化にはざっくり以下のような方式があります。
詳細はまた別の記事にて。
<Wi-Fi電波の暗号化の種類>
・WEP
・TKIP
・AES
Wi-Fiが登場してすぐつくられたのがWEPです。
ただし、この方式は10秒足らずで暗号が解読されてしまう危険性があり、
セキュリティ的には非常に脆弱(弱い)です。
次にWEPを改善して作られたのがTKIP方式です。
WEPよりは安全性が高まっていますが、すでにこの方式の暗号も解読される危険性が出ています。
そして現在、最も新しい暗号化方式はAESです。
この方式によって暗号化されたデータを解読することは、非常に困難だと言われています。
機器を無線LANルーターに接続する際には、暗号化を設定する必要があります。
最新の無線LANルーターはこれらの3つの方式とも対応していますので、AESに設定するようにしましょう。
4. Wi-Fiが速くなることのメリット
古い無線LANルーターを使っているとしても、
「特に問題がなければお金を出してまで無線LANルーターを交換する必要はない」
と考える人がいるかもしれません。
しかし、無線LANルーターを新しくするとWi-Fiのスピードも速くなり、さまざまなメリットが生まれます。
・家族が同時にWi-Fiを使っても快適にできる
家族のみんなが同時にWi-Fiへ接続した場合、
Wi-Fiの通信を分け合うことになり、1台あたりのWi-Fiスピードも落ちてしまいます。
例えば、リビングでWi-Fiに接続したテレビ、自分の部屋でパソコン、
自分の部屋でスマートフォンを使っているような場合には、
それぞれ満足いくスピードが出ないかもしれません。
しかし、無線LANルーターをより速いタイプの製品に変更すれば、そんな悩みが解消できます。
・大容量のアプリや動画も瞬時にダウンロードできる
ゲームアプリやソフト、動画など、サイズが大きいファイルでも、
速い規格のWi-Fiに変えることで、あっという間にダウンロードできるようになります。
・配信動画を快適に楽しめる
最近のインターネット動画は高画質になってきており、
それとともにファイル容量も大きくなっています。
このような動画を再生するとき、Wi-Fiのスピードが遅いと、
動画が途中で止まってしまったり、自動的に低画質の動画に変わったりすることがあります。
Wi-Fiのスピードを速くすることで、そんなイライラを解消することができます。
いかがでしたか?
「買い換えるべきタイミング」
お財布と相談して、可能なら最新機種を導入してみたいですよね。
それでは次回更新をお楽しみに。