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【無線LANの基礎知識その⑧】無線の速度が上がらないときはLANケーブルのカテゴリーを変えてみよう!

全人類のみなさま、こんにちは。makkyoです。

LANケーブルは、ネットに接続するのに欠かせない部品ですよね。

比較的安価のため「何でもいい」と考えがちですが、実際そうではないのです。

高速通信回線を契約したり、最新のルーターを用意したりしても、

LANケーブルだけ古い物を使っていると、思ったほど通信速度が出なかったり、

接続が切れたりすることがあるのです。

今回は、以下の3つについてご紹介します。

① LANケーブルの規格

② LANケーブルの種類と特徴

③ おススメのLANケーブル3つ


LANケーブルの規格

LANケーブルにはさまざまな規格があります。

インターネットを使用する環境に合わせてLANケーブルを選ばなければ、

通信速度が大幅に低下する原因になることがあります。

LANケーブルは多種にわたりますが、

代表的な所で以下のようなカテゴリー(CAT)に分かれています。

LANケーブルの規格(数字が大きくなるほど新しい)


・CAT5(カテゴリー5)

伝送帯域 100MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX

最高通信速度(理論値) 100Mbps


・CAT5e(カテゴリー5e)

伝送帯域 100MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T

最高通信速度(理論値) 1Gbps


・CAT6(カテゴリー6)

伝送帯域 250MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T / 1000BASE-TX

最高通信速度(理論値) 10Gbps


・CAT6A/6e(カテゴリー6A/6e)

伝送帯域 500MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T / 1000BASE-TX / 10GBASE-T

最高通信速度(理論値) 10Gbps


・CAT7(カテゴリー7)

伝送帯域 600MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T / 1000BASE-TX / 10GBASE-T

最高通信速度(理論値) 10Gbps


・CAT7A(カテゴリー7A)

伝送帯域 1000MHz

適合するイーサネット 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T / 1000BASE-TX / 10GBASE-T

最高通信速度(理論値) 10Gbps


・CAT8(カテゴリー8)

伝送帯域 2000MHz

適合するイーサネット 100BASE-TX / 1000BASE-T / 1000BASE-TX / 10GBASE-T / 40GBASE-T

最高通信速度(理論値) 40Gbps


 

伝送帯域とは、伝送に使われる最高周波数と最低周波数の差のことです。

この幅が広いほど、単位時間に送られる情報量は大きくなります。

もし、現在の通信速度に不満がある場合は、

カテゴリー数値の高いLANケーブルに替えることで改善されるかもしれません。

現状では、「CAT8」が最上位クラスの規格であり、

ノイズの影響をほとんど受けずに超高速のインターネット通信を実現することが可能です。

現在その速さに耐えられるルーターなどは、一般に手に入る端末はほとんど存在しないため、

次世代の通信環境を見据えた規格といえます。

 


LANケーブルの種類と特徴

LANケーブルは主に、ノーマルタイプ、極細タイプ、フラットタイプがあります。

それぞれの特徴は以下のようになります。


ノーマルタイプ

一般的なケーブル。ケーブルが丸い形状をしているのがノーマルタイプです。

メリット:通信の安定性は高め。

デメリット:細い隙間などには配線しにくい。

UGREEN LANケーブル カテゴリー7 RJ45 コネクタ ギガビット10Gbps/600MHz CAT7準拠 イーサネットケーブル STP 爪折れ防止 シールド モデム ルータ PS3 PS4 Xbox等に対応 1m

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極細タイプ

ケーブルの直径がノーマルタイプの半分程度の細さになっているのが極細タイプです。

メリット:配線時や持ち運びが便利。

デメリット:通信の安定性はノーマルタイプに比べ、やや下がる傾向がある。

 

CAT8 LANケーブル、6.6フィート(2 m)、AMPCOM、直径0.1インチ(4.5 mm)、超薄型タイプ、カテゴリ8ケーブル、アンチクラック、40 Gbps、伝送帯域、2000 MHz、40ギガビットイーサネット、金メッキ厚さ50 μ

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フラットタイプ

ケーブルが薄く、平たい形状をしているケーブルです。

メリット:細い隙間を通す際の配線に適している。

デメリット:ノイズに弱いので長い距離には適さない。

サンワサプライ CAT7ウルトラフラットLANケーブル(0.5m)(ブラック) KB-FLU7-005BK

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おすすめのLANケーブルを3つ紹介

おすすめとは言え、各ご家庭で環境も違うので、

あくまで私の裁量での選定になりますのであしからず

紹介番号はランダムですので、おすすめの順番ではありません。


① メーカー:BUFFALO  型番:BSLS7NU10BL [1m ブルー]

・カテゴリ7

・伝送帯域:600MHz

・抜き挿しがしやすく持ちやすいコネクター

・次世代10ギガビットイーサネットと完全互換の標準タイプ

BUFFALO ツメの折れないLANケーブル カテゴリ-7 ストレート ノーマルタイプ ブルー BSLS7NU10BL

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② メーカー:Elecom  型番:LD-OCTT/BM10

・カテゴリ8

・伝送帯域:2000Mhz

・ツメ折れ防止用プロテクタとやわらかい素材のツメ

・次世代のさらに先を行く40ギガビットイーサネット対応

エレコム LANケーブル CAT8 1m ツメが折れない ブルーメタリック LD-OCTT/BM10

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③メーカー:サンワサプライ  型番:KB-T7A-03BL

・カテゴリ7

・伝送帯域:1000Mhz

・金メッキシールドプラグを採用

・次世代10ギガビットイーサネットと完全互換の標準タイプ

サンワサプライカテゴリ7A LANケーブル(3m・ブルー) KB-T7A-03BL

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以上になります。

一見すると同じように見えるLANケーブルでも、その性能は異なります。

特に有線、無線どちらの環境でも通信速度が遅いと感じる場合は、

LANケーブルのカテゴリの数字が小さいものを使っているかもしれません。

契約しているインターネット回線の通信速度などをチェックし、

目的に合わせたLANケーブルを購入するのがおすすめです。

それでは次回更新をお楽しみに。

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