全人類のみなさま、こんにちは。makkyoです。
今回は、CVR「コンバージョン率」についてまとめてみました。
CVR「コンバージョン率」
コンバージョン率は、サイトを訪れたユーザーのうち、
サイトでの成果に至ったのがどのくらいの割合かを示す指標です。
例えば、広告クリック数が100回で、そのうちコンバージョン数が1件であれば、
コンバージョン率は1%となります。
「コンバージョン率」という用語を一度は耳にしたことがあると思います。
ただ、自サイトのコンバージョン率が高いのか低いのか判断ができない、
コンバージョン率の上げ方がわからない、
という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事ではコンバージョン率の計算方法から、
広告やSEOなどのウェブマーケティングにおいて、
扱い方をどうすべきなのかといった考え方をわかりやすく解説していきます。
目次
1. コンバージョン率の概念と計算方法
2. ディスプレイ広告のコンバージョン率は低いのか?
3. コンバージョン率の改善がすべてじゃない
1. コンバージョン率の概念と計算方法
コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)とは、
広告やオーガニック検索(自然検索)などのサイト流入の数に対して、
どのくらいの割合でコンバージョンを獲得できたかを示す指標となります。
コンバージョン数 ÷ サイト流入数 = CVR(コンバージョン率)
先に簡単に説明させていただいていますが、
サイトへの流入数が「100」で、コンバージョン数が「1」であれば、
コンバージョン率は1÷100=1.0%になります。
コンバージョン率はサイトの改善を確認する指標の一つとなります。
例えば、ページAのコンバージョン率が1%で、
ページBのコンバージョン率が3%のとき、
あなたならどちらにもっと力を入れますか?
正解はないですが、ページAのサイトの方でも同じくらいの値を狙いたいですよね。
ではなぜページAはページBと比べてコンバージョン率が低いのかという事を分析することで、
ページAの改善を行ったり、集客先をページAに集中したりといった判断をすることができます。
2. ディスプレイ広告のコンバージョン率は低いのか?
ディスプレイ広告は検索広告とくらべると平均コンバージョン率が低い傾向にあります。
・ディスプレイ広告:約 1%~3%
・検索広告:約 3%~5%
※上記は業種などにも影響しますので、一概にはいえません。
検索広告に比べてディスプレイ広告のコンバージョン率が低い傾向があるのは、
ユーザーに広告が表示されるタイミングが関係しているようです。
検索広告はユーザーの知りたい/欲しいなどの欲求が顕在化した瞬間を捉えられますが、
ディスプレイ広告はユーザーがニュース記事などのコンテンツを使用している瞬間、
= 広告の情報や商品とは別のことを考えている瞬間で表示されます。
自分が欲しい情報や商品がタイミングよく表示されれば、
行動に移る可能性は絶対高いですよね。
この差がコンバージョン率の差として表れています。
検索語句など、広告配信のターゲットによっても差は出てきます。
ただし、ディスプレイ広告はコンバージョン率が低いからといって、
効果がないというわけではありません。
ディスプレイ広告はコンバージョン率が検索広告より低い傾向にありますが、
検索広告のクリック単価はあまりかわらないため、
コンバージョンは検索広告と同じくらいの単価で獲得することが可能です。
※これも業種によるので、一概には当てはまらない可能性があります。
3. コンバージョン率の改善がすべてじゃない
コンバージョン率はあくまで結果としての数値です。
アクセスが少ない時は目標とするべき数字ではありません。
母数が多くなってきた時に改善を行うようにすれば良いです。
はじめは新規ユーザーの集客がほとんどなのでコンバージョン率も必然的に下がります。
コンバージョン率の改善にこだわりすぎず、
サイトへ流入するユーザーを増やすための施策を検討した方が良いと思います。
コンバージョン率は大きなサイトになるまでは、
一つの指標として、気楽に考えてみてはどうでしょうか?
それではまた。